鶴見俊輔座談(晶文社刊)・全10巻リスト

 対談には定評のある鶴見氏の対談集「鶴見俊輔座談」・全10巻(晶文社)1996年01月〜10月刊のリストを作成しました。(読み始めのためのインデックスがわりに作成したものです)。

*「初出データ」が不要な場合は、"リストと目次" のみの→簡易版リストをご利用ください。
ご参考:鶴見俊輔集(筑摩書房刊)・リスト鶴見俊輔書評集成(みすず書房 刊)全3巻もご利用ください。
ご案内: 鶴見俊輔氏については、龍谷大学の 原田達 氏のホームページ「研究室NO.203」中、=For 鶴見俊輔=のコーナーで詳しく紹介され・論じられています。ご参照ください。

ISBN(国際標準図書番号)が2007年1月より10桁から13桁へ移行されたことにともない、
当サイトも13桁表示に変更しました。=>「当サイトにおける対応について」参照


NO.,標 題,刊行年月
#01,日本人とは何だろうか,1996年01月
#02,思想とは何だろうか,1996年02月
#03,学ぶとは何だろうか,1996年03月
#04,近代とは何だろうか,1996年04月
#05,文化とは何だろうか,1996年05月
#06,家族とは何だろうか,1996年06月
#07,戦争とは何だろうか,1996年07月
#08,民主主義とは何だろうか,1996年08月
#09,社会とは何だろうか,1996年09月
#10,国境とは何だろうか,1996年10月

参考:座談シリーズ全10巻後に出版された同種の本:
 #91,未来におきたいものは 鶴見俊輔対談集, 2002年06月
 #92,昭和を語る 鶴見俊輔座談, 2015年06月
  座談集(全10巻)から、日本人の歴史認識にかかわる座談を選出 (晶文社創業55周年記念企画)


収録作品明細

各巻の「目次」および「初出一覧」より一部抜粋・編集して作成しました。

第01巻, 日本人とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:日本人とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-01-25
ISBN:978-4-7949-4861-8大きさ:19cm 464p+索引
備考:

目次

  • 宮沢賢治の価値  吉本隆明 中村稔 [初出:雑誌『現代詩手帖』 1963年03月号]
  • 日本人発見  広津和郎 中野好夫 木下順二 大江健三郎 [初出:雑誌『展望』 1965年03月号]
  • 幕末開明派の人びと  杉浦明平 奈良本達也 [初出:奈良本達也編『日本派閥考——幕末維新の巻』平凡社 1980年 「受難の幕末開明派」を改題]
  • 金子ふみ子の生きかた  井上光晴 [初出:鶴見俊輔編『現代日本記録全集14 生活の記録』筑摩書房 1970年 「金子ふみ子をめぐって」を改題]
  • 津田梅子の偉さ  大庭みな子 河合隼雄 [初出:雑誌『潮』1990年12月号]
  • 夢野久作とは何者か  西原和海 [初出:雑誌『ちくま』1991年01月号]
  • 柳宗悦の眼  寿岳文章 [初出:雑誌『ちくま』1980年11月号 「柳宗悦をめぐって」を改題]
  • 中井正一とわれわれの時代  佐々木基一 野間宏 永井潔 多田道太郎 栗田勇 [初出:雑誌『思想の科学』1963年05月号]
  • プロレタリア詩人  田木繁 [初出:鶴見俊輔・山本明編『抵抗と持続』世界思想社 1979年 「ふりかえって」を改題]
  • 名取洋之助の仕事  羽仁進 山岸章二 [初出:雑誌『カメラ毎日』1978年07月号 「”いま写真にはアゲインストの風が吹いている”写真鎖国主義をとらなかった先駆者名取洋之助の仕事の見直し」を改題]
  • 漫才作者の誕生  富岡多恵子 [初出:雑誌『ちくま』1986年09月号]
  • 三島由紀夫と大衆文化  日高六郎 加藤周一 高畠通敏 [初出:加藤周一・鶴見俊輔・日高六郎・高畠通敏『転形期 80年代へ』潮出版社 1979年 「『三島』を通して天皇制と大衆を考える」を改題]
  • 佐野碩の抵抗  斎藤憐 [初出:斎藤憐作・演出『異邦人』公演パンフレット 1995年 「個人の中に抵抗を残した男——佐野碩」を改題]
  • 勇気ある卑怯  小林よしのり [初出:雑誌『頓智』 1995年10月号]
  • 日本人の狂と死  司馬遼太郎 [初出:雑誌『朝日ジャーナル』 1971年01月01・08日号 「歴史の中の狂と死」を改題]

  • 日本人になる前——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#02, 思想とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:思想とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-02-25
ISBN:978-4-7949-4862-5大きさ:19cm 434p+索引
備考:

目次

  • 普遍的原理の立場  丸山眞男 [初出:雑誌『思想の科学』 1967年05月号]
  • 詩と思想  加藤新五 柏岡淺治 [初出:『詩と眞実』11号 1955年]
  • すぎゆく時代の群像  吉本隆明 橋川文三 [初出:『日本読書新聞』 1958年12月01日、08日号]
  • どこに思想の根拠をおくか  吉本隆明 [初出:雑誌『展望』 1967年04月号]
  • 思想の流儀と原則  吉本隆明 [初出:雑誌『展望』 1975年08月号]
  • 戦後民主主義は放棄されねばならないか  大江健三郎 [初出:雑誌『思想の科学』 1969年03月号]
  • ズッコケの思想  野坂昭如 [初出:雑誌『経済評論』 1971年11月号]
  • はっきりした思想、ぼんやりした考え  南伸坊 [初出:雑誌『朝日ジャーナル』1984年06月20日臨時増刊号]
  • 原則を守るとはどういうことか  古在由重 [初出:雑誌『思想の科学』 1981年12月号]
  • 日本文化の創造力  加藤周一 河合隼雄 [初出:雑誌『潮』1991年05月、06月号 「日本文化の創造力を『日本文学史序説』に読む」を改題]
  • ゆっくりした重さと軽い素早さ  堀田善衛 [初出:雑誌『ちくま』 1991年05月号 「ゆっくりした重さと軽い素早さのあいだに」を改題]
  • ラディカル・デモクラシーの可能性  S・ウォリン D・ラミス [初出:雑誌『世界』1989年02月号]

  • 記憶——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#03, 学ぶとは何だろうか

ブックデータ
タイトル:学ぶとは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-03-25
ISBN:978-4-7949-4863-2大きさ:19cm 450p+索引
備考:

目次

  • 世界の偽善者よ、団結せよ  谷川俊太郎 [初出:雑誌『現代思想』 1976年05月号 「初対面」を改題]
  • 手づくりのカテゴリー表  上山春平 [初出:雑誌『思想の科学』 1972年03月号]
  • 幕末期私塾の思想  奈良本辰也 [初出:雑誌『望星』 1971年10月号]
  • 大学本来の姿  遠山啓 [初出:雑誌『思想の科学』 1968年09月号]
  • 「文学部唯野教授」の特別講義  筒井康隆 河合隼雄 [初出:雑誌『潮』 1991年02月号 「『文学部唯野教授』の摩訶不思議体験」を改題]
  • 本は脇において  五木寛之 [初出:雑誌『思想の科学』 1979年05月号]
  • ユートピアはどこに  水木しげる [初出:ガロ編『現代マンガ悲歌』 青林堂 1970年]
  • ふっくらとしたことばで、近代を  長谷川宏 [初出:雑誌『思想の科学』 1993年11月号 「ふっくらとした言葉で、近代を」を改題]
  • ことばのブラックボックス  ダグラス・ラミス [初出:雑誌『思想の科学』 1994年04月号 「言葉のブラックボックスへ」を改題]
  • 尼の思想  福谷静岳 [初出:雑誌『思想の科学』 1994年09月号 「尼の思想・自立の思想」を改題]
  • 『歎異抄』との出会い  高史明 飯沼二郎 大沢真一郎 小野誠之 [初出:『朝鮮人』24号 1986年]
  • 「死」について考える  吉本隆明 河合隼雄 [初出:雑誌『潮』 1990年05月号 「宗教と科学の接点を問う」を改題]
  • いまを生きる  笠原芳光 [初出:笠原芳光『宗教の森』春秋社 1993年 「いまを生きる私の宗教」を改題]
  • 生命三十五億年のなかの二十一世紀へ  中村桂子 [初出:雑誌『思想の科学』 1994年01月号]

  • 書かないこと、話さないこと——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#04, 近代とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:近代とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-04-25
ISBN:978-4-7949-4864-9大きさ:19cm 446p+索引
備考:

目次

  • 中浜万次郎をめぐって  田中優子 [初出:『週刊読書人』 1990年04月30日号]
  • 歴史をみつめる視点  奈良本辰也 [初出:奈良本辰也『歴史を学ぶ人のために』世界思想社 1975年 「危機の歴史学」を改題]
  • 明治維新の精神と構想  竹内好 色川大吉 [初出:雑誌『展望』 1970年06月号 「維新の精神と構想」を改題]
  • 大東亜共栄圏の理念と現実  竹内好 橋本文三 山田宗睦 [初出:雑誌『思想の科学』 1963年12月号]
  • 尊皇攘夷とは  葦津珍彦 [初出:雑誌『思想の科学』 1968年04月号]
  • 京都文化を語りつぐ  林屋辰三郎 [初出:雑誌『思想の科学』 1967年12月号 「語りつぐ戦後京都」を改題]
  • 日本人の思想の揺れ幅  橋川文三 [初出:雑誌『第三文明』 1976年02月号 「日本思想の揺れ幅」を改題]
  • 民衆の姿と思想  安丸良夫 [初出:雑誌『現代の思想』28号 1977年06月 「日本の思想と民衆思想」を改題]
  • 戦後精神のゆくえ  谷川雁 松本健一 [初出:雑誌『文藝』 1986年冬季号]
  • 古代の豊かさを現代に  上田正昭 [初出:『図説 日本文化の歴史』第2巻月報 小学館 1979年 「飛鳥文化を考える」を改題]
  • 現代人の「かくれ里」考  白洲正子 河合隼雄 [初出:雑誌『潮』 1991年01月号]
  • 人間が去ったあとに  粉川哲夫 福嶋行雄 マーク・ノーネス [初出:山形国際ドキュメンタリー映画祭'91「日米映画戦」パンフレット 1991年]

  • 半身のぬりわけ——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#05, 文化とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:文化とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-05-25
ISBN:978-4-7949-4865-6大きさ:19cm 449p+索引
備考:

目次

  • 漫画と記号  手塚治虫 中山茂 [初出:『歴史と社会』6号 1985年07月]
  • ナンセンスとセンス  今江祥智 上野瞭 [初出:『児童文学』 1972年2号 「児童文学について」を改題]
  • 文化と大衆のこころ  長谷川幸延 福田定良 [初出:『日本読書新聞』 1956年01月01日号]
  • 映画の向こうへ  井澤淳 [初出:雑誌『映画芸術』1956年03月号 「日本映画の思想について」を改題]
  • 紙芝居と民話  加太こうじ [初出:『民話』13号 1959年10月]
  • 読者の問題  多田道太郎 [初出:多田道太郎『複製芸術論』勁草書房 1962年]
  • 漫才を思想する  秋田實 [初出:雑誌『放送朝日』 1964年04月号]
  • マスコミストの条件  南博 永六輔 [初出:雑誌『放送朝日』 1966年04月号]
  • 『ガロ』の度量  長井勝一 松田哲夫[初出:現代風俗研究会『現代風俗 '93』リブロポート 1993年 「雑誌だって人間なんだから」を改題]
  • 本を読み映画に会う  赤川次郎 [初出:雑誌『世界』 1992年01月号 「本を読み映画に会い時代を語る」を改題]
  • セックスの見かた  瀬戸内寂聴 [初出:雑誌『思想の科学』 1989年11月号]
  • 女探しゲーム  井上章一 [初出:『玄人通信』20号 1989年06月 「<女>探しゲーム」を改題]
  • 月島ものがたり  四方田犬彦 [初出:『図書新聞』 1992年09月12日号 「月島から東京を」を改題]

  • 故郷——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#06, 家族とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:家族とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-06-25
ISBN:978-4-7949-4866-3大きさ:19cm 444p+索引
備考:

目次

  • 夫婦と家をめぐって  工藤直子 [初出:雑誌『思想の科学』1988年10月号 「夫婦と家について」を改題]
  • 男と女のあいだ 田辺聖子  [初出:『今人間として』第4巻 1983年03月 「『家』というドラマをめぐる、男と女のゆくえ」を改題]
  • 日本人の恋愛観 武田泰淳  [初出:雑誌『思想の科学』1959年11月号]
  • 伝記にあらわれた女  瀬戸内寂聴 [初出:雑誌『思想の科学』1983年04月号]
  • 中野重治『愛しき者へ』を読む  松尾尊※ [#※は公の下側に にんにょう  ] [初出:雑誌『朝日ジャーナル』1983年07月15日号]
  • 強姦について  富岡多恵子 [初出:雑誌『思想の科学』1985年04月号 「強姦についての私の考え」を改題]
  • 強姦と日本思想史  河合隼雄 [初出:雑誌『思想の科学』1985年04月号]
  • 結婚史の現在  神島二郎 [初出:雑誌『思想の科学』1988年10月号]
  • 管理社会と家族  日高六郎 高畠通敏 [初出:加藤周一・鶴見俊輔・日高六郎・高畠通敏『転形期 80年代へ』潮出版社 1979年 「進行する管理社会にどう対応するか」を改題]
  • ふるさとの華やぎ  水上勉 [初出:雑誌『思想の科学』1981年11月号 「なぜふるさとをめざすのか」を改題]
  • 子どものオシッコ  赤瀬川原平 [初出:雑誌『思想の科学』1990年10月号 「ダダは赤瀬川さんにとって……」を改題]
  • 定年とは  岡田誠三 [初出:雑誌『文藝春秋』1975年09月号 「定年とは何か」を改題]
  • 家庭に何を求めるか  利谷信義 末盛千枝子 佐光紀子 [初出:雑誌『婦人之友』 1992年01月号]
  • 子どもたちと地域雑誌を  森まゆみ [初出:雑誌『思想の科学』1994年11月号 「十人の子どもたちに支えられて」を改題]
  • 老いの発見  日野原重明 伊藤光晴 河合隼雄 副田義也 [初出:『老いの発見』1,2,3 岩波書店 1986年-87年]
  • 公と私  森毅 [初出:雑誌『ひと』 1982年08月号 「『公』から『私』へ」を改題]

  • 気配の感覚のそだつ場所——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#07, 戦争とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:戦争とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-07-25
ISBN:978-4-7949-4867-0大きさ:19cm 456p+索引
備考:

目次

  • 街道をゆく、その根は  司馬遼太郎 [初出:雑誌『思想の科学』 1995年10月号 「昭和の道に井戸をたずねて」を改題]
  • 戦争について  鮎川信夫 [初出:雑誌『現代思想』 1975年03月号]
  • 「戦後」が失ったもの  吉田満 [初出:雑誌『諸君!』 1978年08月号]
  • 二十世紀思想の性格と展開  長谷川如是閑 羽仁五郎 高島善哉 宮本顕治 久野収 [初出:雑誌『世界評論』 1950年01月号]
  • 知識人の場合  武谷三男 猪木正道[初出:『芽』 1953年08月号]
  • 八月十五日に君は何をしていたか  羽仁五郎 [初出:雑誌『思想の科学』 1968年12月号 ]
  • 国家を被告として  家永三郎[初出:雑誌『思想の科学』 1967年03月号 ]
  • 敗戦は十五歳  高橋和巳 [初出:雑誌『思想の科学』 1969年06月号 「ありうる戦後」を改題]
  • 私の戦中・戦後  中島岑夫 [初出:雑誌『ちくま』 1975年05月号 「私の戦中・戦後から」を改題]
  • 「日本国憲法」のミステリー  古関彰一 河合隼雄 [初出:雑誌『潮』 1990年06月号]
  • 表層の向こうに  市井三郎 岡野弘彦 玉城徹 金子一秋 [初出:雑誌『短歌』 1978年07月号 「戦後をみつめて」を改題]
  • マルとバツの中間  日高六郎 [初出:雑誌『世界』 1983年08月号 「いま民主主義の根を探る」を改題]
  • 歴史を見る目が未来をつくる  池田清 内海愛子 堀切和雅 [初出:雑誌『婦人之友』 1995年08月号]
  • 戦争が宣伝されるとき  なだいなだ [初出:雑誌『広告批評』 1980年08月号]

  • 戦争と不可分の戦後  あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#08, 民主主義とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:民主主義とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-08-25
ISBN:978-4-7949-4868-7大きさ:19cm 449p+索引
備考:

目次

  • 笑う透明人間  井上ひさし [初出:『終末から』 1974年04月号]
  • 世界史のなかの天皇制  中沢新一 [初出:雑誌『ちくま』 1989年07月号 「世界史の中で天皇制を考える」を改題]
  • 暮らしのなかの天皇制  長谷川四郎 [初出:『わだつみのこえ』56号 1973年11月 「日常から見た天皇制」を改題]
  • 五十年の幅で  梅棹忠夫 [初出:雑誌『思想の科学』 1991年09月号]
  • 状況からの再出発  久野収 [初出:雑誌『思想の科学』 1991年09月号]
  • 『世界文化』のリズム  真下信一 [初出:鶴見俊輔・山本明編『抵抗と持続』 世界思想社 1979年 「運動のリズム」を改題]
  • 日本の民主主義  ライシャワー 坂田吉雄 猪木正道 ケーリ [初出:『日米フォーラム』 1963年06月号]
  • 国家的利益と国民的利益  宮澤喜一 [初出:雑誌『現代の眼』 1965年10月号]
  • 「喋る」論理のすすめ  小田実 [初出:『週刊読書人』 1964年09月07日]
  • 文体という問題  寺山修司 [初出:雑誌『思想の科学』 1969年09月号 「今はまだ千早城」を改題]
  • 人間のつながり  暉峻淑子 糸井重里 鈴木由美子 [初出:雑誌『いま、人間として』 1982年09月号]
  • 企業と職業、会社と仕事  黒井千次 [初出:雑誌『思想の科学』 1985年10月号]
  • 学習社会へ  永井道雄 [初出:『本の窓』 1991年06月号]
  • ロシア的なものとペレストロイカ  和田春樹 [初出:雑誌『思想の科学』 1988年12月号]
  • 人権と特権  武谷三男 [初出:雑誌『思想の科学』 1991年09月号 「私は何を言ってきたか」を改題]
  • 日本の憲法をめぐって  ベアテ・シロタ・ゴードン [初出:『ホットライン・ニューズレター』20号 1995年12月]

  • 背教について——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#09, 社会とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:社会とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-09-25
ISBN:978-4-7949-4869-4大きさ:19cm 450p+索引
備考:

目次

  • 死刑反対をめぐって  水田ふう [初出:『こみち通信』11号 1987年04月]
  • 未来を開くのは  若月俊一 宇井純 井上ひさし [初出:雑誌『いま、人間として』創刊号 1982年06月 「未来を開く30代・女性」を改題]
  • からだとの対話  野口三千三 [初出:雑誌『思想の科学』 1972年04月号 「からだからの出発」を改題]
  • 転向——共同討論
    • 1 現代世界と転向 [初出:思想の科学研究会編『共同研究 転向』下巻 平凡社 1962年]
      荒正人 猪木正道 加藤周一 久野収 古在由重 高畠通敏 竹内好 藤田省三 本多秋五 丸山眞男 南博
    • 2 日本思想史と転向 [初出:思想の科学研究会編『共同研究 転向』下巻 平凡社 1962年]
      小田切秀雄 久野収 平野謙 藤田省三 本多秋五 松本三之介 安田武 吉本隆明
    • 3 『転向』以降の転向観 [初出:思想の科学研究会編『改訂増補 共同研究 転向』下 平凡社 1978年]
      石井絵梨 大野力 後藤宏行 佐貫惣悦 しまねきよし 高畠通敏 中内敏夫 西崎京子 仁科悟朗 橋川文三 藤田省三 安田武 山領健二 横山貞子
  • 批評言語としての京ことば  秦恒平 [初出:雑誌『思想の科学』 1987年10月号]
  • イノセンスという場  芹沢俊介 [初出:『週刊読書人』 1965年06月02日号]
  • ボクシングとわたし  阿部譲二 [初出:雑誌『思想の科学』 1988年04月号]
  • 「日本沈没」以後  小松左京 [初出:雑誌『思想の科学』 1992年02月号]
  • 清貧の思想とは  中野孝次 [初出:雑誌『思想の科学』 1993年10月号 「乱暴に考えよう」を改題]
  • 善意について  椎名麟三 [初出:雑誌『婦人公論』 1953年10月号]

  • 転向について——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

第10巻, 国境とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:国境とは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-10-25
ISBN:978-4-7949-4870-0大きさ:19cm 418p+索引
備考:

目次

  • 同時代の断層を読む  加藤周一 宮内嘉久 [初出:『燎』18号 1993年02月]
  • ルーズヴェルトのことば  都留重人 [初出:雑誌『思想の科学』 1967年11月号]
  • 「敗戦体験」から遺すもの  司馬遼太郎 [初出:雑誌『諸君!』 1979年07月号 「『敗戦体験』から遺すべきもの」を改題]
  • 移民の理想を追って  井上靖 [初出:雑誌『思想の科学』 1985年03月号]
  • 焼け跡の記憶  開高健 [初出:雑誌『思想の科学』 1969年02月号 「焼け跡から遠くはなれて」を改題]
  • 在日を生きる  金時鐘 日高六郎 飯沼二郎 大沢真一郎 [初出:雑誌『朝鮮人』18号 1980年04月 「『第三の道』をめぐって」を改題]
  • 自分の立つ場はあるか  森崎和江 [初出:雑誌『ちくま』 1995年08月号]
  • 集落のもつ広がり  原広司 [初出:雑誌『思想の科学』 1987年12月号 「集落の可能性を求めて」を改題]
  • 開かれた日本語  桑原武夫 [初出:『言語生活』 1981年07月号 「開かれた日本語をこそ」を改題]
  • 国籍って、じゃまくさいねえ  イーデス・ハンソン 森毅 [初出:雑誌『潮』 1992年02月号]
  • もうひとつのまなざし  秋野不矩 [初出:『母の友』 1993年09月号]
  • 『死霊』は宇宙人へのメッセージ  埴谷雄高 河合隼雄 [初出:雑誌『潮』 1990年10、11月号 「未完の大作『死霊』は宇宙人へのメッセージ」を改題]

  • 方法——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

ご参考:

#91, 未来におきたいものは 鶴見俊輔対談集

ブックデータ
タイトル:未来におきたいものは 鶴見俊輔対談集
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:2002-06
ISBN:978-4-7949-4871-7大きさ:19cm 391p
備考:

目次

  • 「揺すぶり読み」の力  大江健三郎 [初出:雑誌『群像』1999年07月号]
  • 再会  金芝河 [初出:雑誌『論座』 1999年03月号]
  • 老いの奥行き  富岡多恵子 [初出:雑誌『トリッパー』 1998年春季号]
  • 老人力と赤ん坊力  赤瀬川原平 [初出:多摩美術大学・生涯学習プログラム開講記念 2000年06月04日]
  • カードシステム事始  多田道太郎 [初出:季刊『本とコンピュータ』 1999年冬号]
  • 繰り返し読むということ  片岡義男 [初出:季刊『本とコンピュータ』 2001年冬号]
  • ひとりで歩ける人  奈良美智 [初出:雑誌『美術手帖』 2001年12月号]
  • 笑う骸骨  横尾忠則 [初出:『超私的 横尾忠則マガジン』(平凡社) 2000年12月  のち『横尾忠則対談集 芸術ウソつかない』(平凡社)に収録]
  • たよりになるのは、エゴイスト  福島瑞穂 [初出:雑誌『月刊社会民主』 1999年11月号  のち『福島瑞穂の新世紀対談』(明石書店)に収録]
  • 私の中のアメリカ  西島健男 [初出:雑誌『論座』 1999年05月号  のち『この百年の課題』(朝日選書)収録]
  • 歴史の遠近法  加藤典洋 赤坂憲雄(司会)[初出:『東北学』vol.3 (作品社) 2000年10月]
  • 二〇〇一年九月十一日  室謙二 [初出:『9月11日・メディアが試された日』(トランスアート) 2001年12月]
  • いま、私たちの立っている場所  橋本治 [初出:雑誌『広告批評』 2002年01月号号]

  • あとがき
  • 対談者紹介
  • 初出一覧

#92, 昭和を語る 鶴見俊輔座談

ブックデータ
タイトル:昭和を語る 鶴見俊輔座談
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:2015-06
ISBN:978-4-7949-6844-9大きさ:20cm 302p
備考:

目次

  • I 憲法
    ルーズヴェルトのことば 都留重人  [座談集第10巻より]
    「日本国憲法」のミステリー 古関彰一、河合隼雄  [座談集第7巻より]
  • II 戦争
    強姦について 富岡多惠子  [座談集第6巻より]
    人間が去ったあとに 粉川哲夫、福嶋行雄、マーク・ノーネス  [座談集第4巻より]
  • III 敗戦
    八月十五日に君は何をしていたか 羽仁五郎  [座談集第7巻より]
    焼け跡の記憶 開高健  [座談集第10巻より]
  • IV 戦争体験
    「敗戦体験」から遺すもの 司馬遼太郎  [座談集第10巻より]
    「戦後」が失ったもの 吉田満  [座談集第7巻より]
    戦後史の争点について──鶴見俊輔氏への手紙 粕谷一希
    戦後の次の時代が見失ったもの──粕谷一希氏に答える 鶴見俊輔
  • V 天皇制
    世界史のなかの天皇制 中沢新一  [座談集第8巻より]
  • 解説
    鶴見俊輔の岩床 中島岳志