鶴見俊輔座談(晶文社刊)・全10巻リスト 簡易版

 鶴見俊輔座談(晶文社刊)全10巻・リストから「初出データ」を除いた"リストと目次"のみの簡易版です。

NO.,標 題,刊行年月
#01,日本人とは何だろうか,1996年01月
#02,思想とは何だろうか,1996年02月
#03,学ぶとは何だろうか,1996年03月
#04,近代とは何だろうか,1996年04月
#05,文化とは何だろうか,1996年05月
#06,家族とは何だろうか,1996年06月
#07,戦争とは何だろうか,1996年07月
#08,民主主義とは何だろうか,1996年08月
#09,社会とは何だろうか,1996年09月
#10,国境とは何だろうか,1996年10月

参考:座談シリーズ全10巻後に出版された同種の本:
 #91,未来におきたいものは 鶴見俊輔対談集, 2002年06月
 #92,昭和を語る 鶴見俊輔座談, 2015年06月
  座談集(全10巻)から、日本人の歴史認識にかかわる座談を選出 (晶文社創業55周年記念企画)


収録作品明細

各巻の「目次」および「初出一覧」より一部抜粋・編集して作成しました。

第01巻, 日本人とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:日本人とは何だろうか,
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-01-25,
ISBN:978-4-7949-4861-8,大きさ:19cm 464p+索引,
備考:

目次

  • 宮沢賢治の価値  吉本隆明 中村稔
  • 日本人発見  広津和郎 中野好夫 木下順二 大江健三郎
  • 幕末開明派の人びと  杉浦明平 奈良本達也
  • 金子ふみ子の生きかた  井上光晴
  • 津田梅子の偉さ  大庭みな子 河合隼雄
  • 夢野久作とは何者か  西原和海
  • 柳宗悦の眼  寿岳文章
  • 中井正一とわれわれの時代  佐々木基一 野間宏 永井潔 多田道太郎 栗田勇
  • プロレタリア詩人  田木繁
  • 名取洋之助の仕事  羽仁進 山岸章二
  • 漫才作者の誕生  富岡多恵子
  • 三島由紀夫と大衆文化  日高六郎 加藤周一 高畠通敏
  • 佐野碩の抵抗  斎藤憐
  • 勇気ある卑怯  小林よしのり
  • 日本人の狂と死  司馬遼太郎

  • 日本人になる前——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#02, 思想とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:思想とは何だろうか,
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-02-25,
ISBN:978-4-7949-4862-5,大きさ:19cm 434p+索引,
備考:

目次

  • 普遍的原理の立場  丸山眞男
  • 詩と思想  加藤新五 柏岡淺治
  • すぎゆく時代の群像  吉本隆明 橋川文三
  • どこに思想の根拠をおくか  吉本隆明
  • 思想の流儀と原則  吉本隆明
  • 戦後民主主義は放棄されねばならないか  大江健三郎
  • ズッコケの思想  野坂昭如
  • はっきりした思想、ぼんやりした考え  南伸坊
  • 原則を守るとはどういうことか  古在由重
  • 日本文化の創造力  加藤周一 河合隼雄
  • ゆっくりした重さと軽い素早さ  堀田善衛
  • ラディカル・デモクラシーの可能性  S・ウォリン D・ラミス

  • 記憶——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#03, 学ぶとは何だろうか

ブックデータ
タイトル:学ぶとは何だろうか
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:1996-03-25
ISBN:978-4-7949-4863-2,大きさ:19cm 450p+索引,
備考:

目次

  • 世界の偽善者よ、団結せよ  谷川俊太郎
  • 手づくりのカテゴリー表  上山春平
  • 幕末期私塾の思想  奈良本辰也
  • 大学本来の姿  遠山啓
  • 「文学部唯野教授」の特別講義  筒井康隆 河合隼雄
  • 本は脇において  五木寛之
  • ユートピアはどこに  水木しげる
  • ふっくらとしたことばで、近代を  長谷川宏
  • ことばのブラックボックス  ダグラス・ラミス
  • 尼の思想  福谷静岳
  • 『歎異抄』との出会い  高史明 飯沼二郎 大沢真一郎 小野誠之
  • 「死」について考える  吉本隆明 河合隼雄
  • いまを生きる  笠原芳光
  • 生命三十五億年のなかの二十一世紀へ  中村桂子

  • 書かないこと、話さないこと——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#04, 近代とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:近代とは何だろうか,
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-04-25,
ISBN:978-4-7949-4864-9,大きさ:19cm 446p+索引,
備考:

目次

  • 中浜万次郎をめぐって  田中優子
  • 歴史をみつめる視点  奈良本辰也
  • 明治維新の精神と構想  竹内好 色川大吉
  • 大東亜共栄圏の理念と現実  竹内好 橋本文三 山田宗睦
  • 尊皇攘夷とは  葦津珍彦
  • 京都文化を語りつぐ  林屋辰三郎
  • 日本人の思想の揺れ幅  橋川文三
  • 民衆の姿と思想  安丸良夫
  • 戦後精神のゆくえ  谷川雁 松本健一
  • 古代の豊かさを現代に  上田正昭
  • 現代人の「かくれ里」考  白洲正子 河合隼雄
  • 人間が去ったあとに  粉川哲夫 福嶋行雄 マーク・ノーネス

  • 半身のぬりわけ——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#05, 文化とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:文化とは何だろうか,
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-05-25,
ISBN:978-4-7949-4865-6,大きさ:19cm 449p+索引,
備考:

目次

  • 漫画と記号  手塚治虫 中山茂
  • ナンセンスとセンス  今江祥智
  • 文化と大衆のこころ  長谷川幸延 福田定良
  • 映画の向こうへ  井澤淳
  • 紙芝居と民話  加太こうじ
  • 読者の問題  多田道太郎
  • 漫才を思想する  秋田實
  • マスコミストの条件  南博 永六輔
  • 『ガロ』の度量  長井勝一 松田哲夫
  • 本を読み映画に会う  赤川次郎
  • セックスの見かた  瀬戸内寂聴
  • 女探しゲーム  井上章一
  • 月島ものがたり  四方田犬彦

  • 故郷——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#06, 家族とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:家族とは何だろうか,
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-06-25,
ISBN:978-4-7949-4866-3,大きさ:19cm 444p+索引,
備考:

目次

  • 夫婦と家をめぐって  工藤直子
  • 男と女のあいだ  田辺聖子
  • 日本人の恋愛観  武田泰淳
  • 伝記にあらわれた女  瀬戸内寂聴
  • 中野重治『愛しき者へ』を読む  松尾尊※ [#※は公の下側に にんにょう 
  • 強姦について  富岡多恵子
  • 強姦と日本思想史  河合隼雄
  • 結婚史の現在  神島二郎
  • 管理社会と家族  日高六郎 高畠通敏
  • ふるさとの華やぎ  水上勉
  • 子どものオシッコ  赤瀬川原平
  • 定年とは  岡田誠三
  • 家庭に何を求めるか  利谷信義 末盛千枝子 佐光紀子
  • 子どもたちと地域雑誌を  森まゆみ
  • 老いの発見  日野原重明 伊藤光晴 河合隼雄 副田義也
  • 公と私  森毅

  • 気配の感覚のそだつ場所——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#07, 戦争とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:戦争とは何だろうか
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-07-25,
ISBN:978-4-7949-4867-0,大きさ:19cm 456p+索引,
備考:

目次

  • 街道をゆく、その根は  司馬遼太郎
  • 戦争について  鮎川信夫
  • 「戦後」が失ったもの  吉田満
  • 二十世紀思想の性格と展開  長谷川如是閑 羽仁五郎 高島善哉 宮本顕治 久野収
  • 知識人の場合  武谷三男 猪木正道
  • 八月十五日に君は何をしていたか  羽仁五郎
  • 国家を被告として  家永三郎
  • 敗戦は十五歳  高橋和巳
  • 私の戦中・戦後  中島岑夫
  • 「日本国憲法」のミステリー  古関彰一 河合隼雄
  • 表層の向こうに  市井三郎 岡野弘彦 玉城徹 金子一秋
  • マルとバツの中間  日高六郎
  • 歴史を見る目が未来をつくる  池田清 内海愛子 堀切和雅
  • 戦争が宣伝されるとき  なだいなだ

  • 戦争と不可分の戦後  あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#08, 民主主義とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:民主主義とは何だろうか
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-08-25,
ISBN:978-4-7949-4868-7大きさ:19cm 449p+索引,
備考:

目次

  • 笑う透明人間  井上ひさし
  • 世界史のなかの天皇制  中沢新一
  • 暮らしのなかの天皇制  長谷川四郎
  • 五十年の幅で  梅棹忠夫
  • 状況からの再出発  久野収
  • 『世界文化』のリズム  真下信一
  • 日本の民主主義  ライシャワー 坂田吉雄 猪木正道 ケーリ
  • 国家的利益と国民的利益  宮澤喜一
  • 「喋る」論理のすすめ  小田実
  • 文体という問題  寺山修司
  • 人間のつながり  暉峻淑子 糸井重里 鈴木由美子
  • 企業と職業、会社と仕事  黒井千次
  • 学習社会へ  永井道雄
  • ロシア的なものとペレストロイカ  和田春樹
  • 人権と特権  武谷三男
  • 日本の憲法をめぐって  ベアテ・シロタ・ゴードン

  • 背教について——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

#09, 社会とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:社会とは何だろうか
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-09-25,
ISBN:978-4-7949-4869-4,大きさ:19cm 450p+索引,
備考:

目次

  • 死刑反対をめぐって  水田ふう
  • 未来を開くのは  若月俊一 宇井純 井上ひさし
  • からだとの対話  野口三千三
  • 転向——共同討論
    • 1 現代世界と転向
      荒正人 猪木正道 加藤周一 久野収 古在由重 高畠通敏 竹内好 藤田省三 本多秋五 丸山眞男 南博
    • 2 日本思想史と転向
      小田切秀雄 久野収 平野謙 藤田省三 本多秋五 松本三之介 安田武 吉本隆明
    • 3 『転向』以降の転向観
      石井絵梨 大野力 後藤宏行 佐貫惣悦 しまねきよし 高畠通敏 中内敏夫 西崎京子 仁科悟朗 橋川文三 藤田省三 安田武 山領健二 横山貞子
  • 批評言語としての京ことば  秦恒平
  • イノセンスという場  芹沢俊介
  • ボクシングとわたし  阿部譲二
  • 「日本沈没」以後  小松左京
  • 清貧の思想とは  中野孝次
  • 善意について  椎名麟三

  • 転向について——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

第10巻, 国境とは何だろうか

ブックデータ
タイトル:国境とは何だろうか,
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:1996-10-25,
ISBN:978-4-7949-4870-0,大きさ:19cm 418p+索引,
備考:

目次

  • 同時代の断層を読む  加藤周一 宮内嘉久
  • ルーズヴェルトのことば  都留重人
  • 「敗戦体験」から遺すもの  司馬遼太郎
  • 移民の理想を追って  井上靖
  • 焼け跡の記憶  開高健
  • 在日を生きる  金時鐘 日高六郎 飯沼二郎 大沢真一郎
  • 自分の立つ場はあるか  森崎和江
  • 集落のもつ広がり  原広司
  • 開かれた日本語  桑原武夫
  • 国籍って、じゃまくさいねえ  イーデス・ハンソン 森毅
  • もうひとつのまなざし  秋野不矩
  • 『死霊』は宇宙人へのメッセージ  埴谷雄高 河合隼雄

  • 方法——あとがき  鶴見俊輔
  • 対談者紹介
  • 初出一覧
  • 索引

ご参考:

#91, 未来におきたいものは 鶴見俊輔対談集

ブックデータ
タイトル:未来におきたいものは 鶴見俊輔対談集,
著者:鶴見俊輔,つるみしゅんすけ,
出版社:晶文社,刊行年:2002-06,
ISBN:978-4-7949-4871-7,大きさ:19cm 391p
備考:

目次

  • 「揺すぶり読み」の力  大江健三郎
  • 再会  金芝河
  • 老いの奥行き  富岡多恵子
  • 老人力と赤ん坊力  赤瀬川原平
  • カードシステム事始  多田道太郎
  • 繰り返し読むということ  片岡義男
  • ひとりで歩ける人  奈良美智
  • 笑う骸骨  横尾忠則
  • たよりになるのは、エゴイスト  福島瑞穂
  • 私の中のアメリカ  西島健男
  • 歴史の遠近法  加藤典洋 赤坂憲雄(司会)
  • 二〇〇一年九月十一日  室謙二
  • いま、私たちの立っている場所  橋本治

  • あとがき
  • 対談者紹介
  • 初出一覧

#92, 昭和を語る 鶴見俊輔座談

ブックデータ
タイトル:昭和を語る 鶴見俊輔座談
著者:鶴見俊輔つるみしゅんすけ
出版社:晶文社刊行年:2015-06
ISBN:978-4-7949-6844-9大きさ:20cm 302p
備考:

目次

  • I 憲法
    ルーズヴェルトのことば 都留重人
    「日本国憲法」のミステリー 古関彰一、河合隼雄
  • II 戦争
    強姦について 富岡多惠子
    人間が去ったあとに 粉川哲夫、福嶋行雄、マーク・ノーネス
  • III 敗戦
    八月十五日に君は何をしていたか 羽仁五郎
    焼け跡の記憶 開高健
  • IV 戦争体験
    「敗戦体験」から遺すもの 司馬遼太郎
    「戦後」が失ったもの 吉田満
    戦後史の争点について──鶴見俊輔氏への手紙 粕谷一希
    戦後の次の時代が見失ったもの──粕谷一希氏に答える 鶴見俊輔
  • V 天皇制
    世界史のなかの天皇制 中沢新一
  • 解説
    鶴見俊輔の岩床 中島岳志