尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞
受賞作一覧

#001, 福島鋳郎「雑誌で見る戦後史」,ざっしでみるせんごし

#002, 神坂次郎「縛られた巨人—南方熊楠の生涯」,しばられたきょじん

#003, 新青年研究会「新青年読本」,しんせいねんどくほん

#004, 村松定孝「あぢさゐ供養頌—わが泉鏡花」,あじさいくようしょう

#005, 伊藤秀雄「黒岩涙香—探偵小説の元祖」,くろいわるいこう

#006, 村松瑛「色機嫌　女・おんな、また女—村松梢風の生涯」,いろきげん

#007, 尾崎秀樹「大衆文学の歴史」,たいしゅうぶんがくのれきし

#008, 今井金吾「半七は実在した—半七捕物帳江戸めぐり」,はんしちはじつざいした

#009, 橋本勝三郎「森の石松の世界」,もりのいしまつのせかい

#010, 平岡正明「大歌謡論」,だいかようろん

#011, 高島俊男「水滸伝と日本人—江戸から昭和まで」,すいこでんとにほんじん

#012, 巌谷大四「明治文壇外史」,ものがたりめいじぶんだんがいし

#013, 塩浦林也「鷲尾雨工の生涯」,わしおうこうのしょうがい

#014,峯島正行「ナンセンスに賭ける」,なんせんすにかける

ナンセンス漫画の黄金期に「週刊漫画サンデー」の編集者をつとめた著者による、漫画家11人の素顔。

#015, 新庄哲夫「ある翻訳家の雑記帳」,あるほんやくかのざっきちょう

#016, 清原康正「中山義秀の生涯」,なかやまぎしゅうのしょうがい

#017, 長谷部史親「日本ミステリー進化論」,にほんみすてりーしんかろん

#018, 秋元藍「碑文　花の生涯」,ひぶんはなのしょうがい

昭和期の耽美派の巨匠・舟橋聖一の流麗な文学と人生を口述筆記者であった著者が描く。

#019, 資延勲「小田富弥さしえ画集」,おだとみやさしえがしゅう

#020, 縄田一男「捕物帖の系譜」,とりものちょうのけいふ

#021, 福島行一「大仏次郎」,おさらぎじろう

#022, 長山靖生「偽史冒険世界」,ぎしぼうけんせかい

なぜ、明治・大正時代に偽史・架空史が続出したのだろうか。その疑問について、豊富な資料と透徹した論理で解き明かす

#023, 矢野誠一「戸板康二の歳月」,といたやすじのさいげつ

#024, セシル・サカイ「日本の大衆文学」,にほんのたいしゅうぶんがく

1900年から80年にいたる「大衆文学」について、その全体像をジャンル（時代小説、現代小説、探偵・推理小説）に分け、パノラマ的に提示する総括的大衆文学史。
【著者紹介】1957年東京都生まれ。1974年に渡仏、パリ第七大学でフランス文学および日本学を専攻。現在パリ第七大学東アジア言語文化研究科助教授、日本文学翻訳家。(1997年現在）

#025, 林えり子「川柳人　川上三太郎」,せんりゅうじんかわかみさんたろう

明治、大正、昭和、そして戦後…。世相風俗の変遷を、川上三太郎の生涯と業績を通して浮彫りにしつつ、“川柳とは何か”を問い直す。

#026, 高三啓輔「鵠沼・東屋旅館物語」,くげぬまあずまやりょかんものがたり

明治から大正にかけて文士宿として知られた東屋旅館。その盛衰を通して浮かび上がる湘南史

#027, 藤内鶴了「続・日本近代琵琶の研究」,にほんきんだいびわのけんきゅう

邦楽器琵琶の構造のちがいが音色にどういう影響を与えるかを科学的に実証した初めての論文。

限定300部

#028, 能村庸一「実録テレビ時代劇史〜チャンバラクロニクル1953〜1998」,じつろくてれびじだいげきし

フジテレビプロデューサーだった著者が、NHK・民放を含め、ＴＶ草創期から現在までのＴＶ時代劇をたどる。

#029, 藤倉四郎「カタクリの群れ咲く頃の　野村胡堂・あらえびす夫人ハナ」,かたくりのむれのさくころの

作家「野村胡堂」＝音楽評論家「あらえびす」という二つの名で活躍する夫を励まし、ささえたハナ夫人の生き方を描く

#030, 高橋千劔破「花鳥風月の日本史」,かちょうふうげつのにほんし

元『歴史読本』編集長が「日本の歴史」の真実は、今も「花鳥風月」に宿り続けると、書きつづる花鳥風月への道しるべ。

#031, 磯貝勝太郎「司馬遼太郎の風音」,しばりょうたろうのかぜおと

#032, 林哲夫「喫茶店の時代　あのときこんな店があった」,きっさてんのじだい

#033, 高橋敏夫「藤沢周平　負を生きる物語」,ふじさわしゅうへい

#034, 古川薫「花も嵐も　女優・田中絹代の生涯 」,はなもあらしも

#035, 古川隆久「戦時下の日本映画　人々は国策映画を観たか 」,せんじかのにほんえいが

#036, 『「日本百名山」の背景　深田久弥・二つの愛』,にほんひゃくめいざんのはいけい

#037, 早乙女貢「わが師 山本周五郎 」,わがしやまもとしゅうごろう

#038, 光森忠勝「伝統芸能に学ぶ　躾と父親」,でんとうげいのうにまなぶ

#039, 中島誠「松本清張の時代小説」,まつもとせいちょうのじだいしょうせつ

#040, 出久根達郎「昔をたずねて今を知る　読売新聞で読む明治」,むかしをたずねていまをしる

#041, 小沢昭一「日本の放浪芸」,にほんのほうろうげい

#042, 吉川潮「流行歌　西條八十物語」,はやりうた　さいじょうやそものがたり

#043, 新田次郎記念会編「新田次郎文学事典」,にったじろうぶんがくじてん

#044, 大村彦次郎「大衆文学盛衰史」,たいしゅうぶんがくせいすいし

#045, 植村鞆音「直木三十五伝」,なおきさんじゅうごでん

#046, 利根川裕「歌舞伎ヒーローの誕生」、「歌舞伎ヒロインの誕生」,

>#047, 校條剛「ぬけられますか　私漫画家滝田ゆう」,ぬけられますか

#048, 関肇「新聞小説の時代　メディア・読者・メロドラマ」,しんぶんしょうせつのじだい

#049, 秋山真志「寄席の人たち　現代寄席人物列伝」,よせのひとたち

#050, 『少女の友』創刊１００周年記念号, しょうじょのともそうかんひゃくしゅうねんきねんごう

#051, 菊池仁「ぼくらの時代には貸本屋があった」, ぼくらのじだいにはかしほんやがあった

#052, 碓井昭雄「司馬遼太郎とエロス   好色物語の構造」, しばりょうたろうとえろす

#053, 権田萬治「松本清張   時代の闇を見つめた作家」, まつもとせいちょう

#054, 峯島正行「荒野も歩めば径になる   ロマンの猟人・尾崎秀樹の世界」, こうやもあるけばみちになる

#055, 横田順彌「近代日本奇想小説史   明治篇」, きんだいにほんきそうしょうせつし めいじへん

#056, 米沢嘉博「戦後エロマンガ史」, せんごえろまんがし

#057, 今井照容『 三角寛「サンカ小説」の誕生』, みすみかんさんかしょうせつのたんじょう

#058, 中山涙「浅草芸人   エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸１５０年史」, あさくさげいにん

#059, 中辻理夫「淡色の熱情   結城昌治論」, たんしょくのねつじょう ゆうきしょうじろん

#060, 春日太一「あかんやつら   東映京都撮影所血風録」, あかんやつら

#061, 黒板伸夫・永井路子編「黒板勝美の思い出と私たちの歴史探究」, くろいたかつみのおもいでとわたくしたちのれきしけんきゅう

#062, 小松宰「忠臣蔵映画と日本人   “雪”と“桜”の美学」, ちゅうしんぐらえいがとにほんじん